ハラハラと紙吹雪を床に降らせながら高藤が頭を上げ、唇から取ったピンクをボーッと見つめる。
「……中山ァ……なんだこれ?」
「ラブホの割引チケット。こないだのヤツは見かけによらずエロいタキが使っちゃったみたいだから」
あぁそうか、と呟く高藤はまだ覚醒しておらず。
“あぁそうか”じゃねぇよ!?使ってねぇよ!!と叫ぼうとした私より早くアッキーの優しい声が降ってきた。
いーじゃん。行って来いや、と。
高藤はゆっくりアッキーを見上げると
「……じゃ……お言葉に甘えて」
と目を細めた。
“じゃ、お言葉に甘えて”ホテル行くのってどうなんだ?とは思うけど、
『まだ眠ィ……』と机に頭を預ける高藤の顔が穏やかで
左手にピンクがしっかりと握られているのが妙に可愛くて笑ってしまった。
俺達も行くぞ、とアッキーは私の腕を強引に引っ張って歩き出した。
あ、黒田達もラブホ?もうチケットねぇよ?そんな中山に見送られながら。
「……中山ァ……なんだこれ?」
「ラブホの割引チケット。こないだのヤツは見かけによらずエロいタキが使っちゃったみたいだから」
あぁそうか、と呟く高藤はまだ覚醒しておらず。
“あぁそうか”じゃねぇよ!?使ってねぇよ!!と叫ぼうとした私より早くアッキーの優しい声が降ってきた。
いーじゃん。行って来いや、と。
高藤はゆっくりアッキーを見上げると
「……じゃ……お言葉に甘えて」
と目を細めた。
“じゃ、お言葉に甘えて”ホテル行くのってどうなんだ?とは思うけど、
『まだ眠ィ……』と机に頭を預ける高藤の顔が穏やかで
左手にピンクがしっかりと握られているのが妙に可愛くて笑ってしまった。
俺達も行くぞ、とアッキーは私の腕を強引に引っ張って歩き出した。
あ、黒田達もラブホ?もうチケットねぇよ?そんな中山に見送られながら。