「ん?いーわよ」

「え?いいのッ?」

あまりの軽い返答に逆に驚いてしまった。

「いいよ?……したらもう高校行けとか言わないし。出来たら、だけどね」

ま、マジですかー?

てかどんだけ深い恨みなんですかー?

「……相当強いらしいけどね、喧嘩。……どーする?やっぱ女の武器使っちゃう?」

「……」

ねぇよ。

そんなモンねぇよ!

あったとしても使い方が分からねぇ!

楽しそうに口角を上げたマユミさんは目を細めて『じゃ、決まりだね』と私の頭を撫でた。

余談が急遽メインに昇格した瞬間だった。