真っ黒な車はあの坊主頭の人が運転していて、それはそれは安全運転だった。
もちろん窓はフルスモークだけど。
いつもより黒い景色を窓から眺めていると、だんだん街なかの景色になっていく。
運転席の人が
「晴海ぃ、ここでいいんだっけ?この病院だよな」
と訊くからにはやっぱり私の隣の恐い人は晴海先輩で、
「おお。……テル、黒田から連絡あったか?」
と訊くからには運転手はテルという名前で。
今までの経緯からして、たぶん私は三高のNo.1とNo.2の車に乗っている。
連絡?ねぇなぁ……とテルさんの呟きに心がピクンと跳ねる。
アッキーは……何してるんだろう。
私をこんな人達に頼んで何してるんだろう。
そんな私の横で偉そうに膝をがっつり開いて腕組みする晴海先輩が『浦ヶ崎の都市伝説、知ってっか?』と言った。
もちろん窓はフルスモークだけど。
いつもより黒い景色を窓から眺めていると、だんだん街なかの景色になっていく。
運転席の人が
「晴海ぃ、ここでいいんだっけ?この病院だよな」
と訊くからにはやっぱり私の隣の恐い人は晴海先輩で、
「おお。……テル、黒田から連絡あったか?」
と訊くからには運転手はテルという名前で。
今までの経緯からして、たぶん私は三高のNo.1とNo.2の車に乗っている。
連絡?ねぇなぁ……とテルさんの呟きに心がピクンと跳ねる。
アッキーは……何してるんだろう。
私をこんな人達に頼んで何してるんだろう。
そんな私の横で偉そうに膝をがっつり開いて腕組みする晴海先輩が『浦ヶ崎の都市伝説、知ってっか?』と言った。