有貴は俺のズボンのベルトに手を掛けた。

カチャカチャとベルトが音を立てる度にズボンと擦れて声が漏れる。


「はぁ、なんか勿体無い。今の流羽、すげぇそそる」

「…あ…っ、そこは…やっ…」

「ここ?でもさっきのが気持ち良さそうだったよ?」


生クリームと有貴の唾液と自分の蜜でぐちゃぐちゃに攻め立てられていく。

頭の中は白く架かった霧で、身体は、不覚にも感じてしまう快感で支配されていった。

ふんわりと白く弾力のあったクリームは体温で溶け、只の白濁した液体に姿を変えていた。

ずっと我慢していたものは有貴の口内に含まれ、巧みに舌で弄ばれる。


薄れる視界で、有貴が眉間に皺を寄せなんだか苦しそうな表情をしているのが見え、と同時に、その表情は美しくも見えた。

白い肌に、ほんのりと赤く染めた頬と漆黒の髪が映える。


「…はぁ、俺っ、もう無理…っ」


遂に限界が訪れ、有貴の口の中で達してしまった。


「…んっ…ごちそうさま」


有貴は1滴残らず綺麗に受け止めた。