不安になる。

嬉しすぎて、幸せすぎて。

俺の選択、間違ってないんだよな?

これで、いいんだよな?


「よかった。流羽くんが幸せだと、私も嬉しいから…」


柚里は、最後の1本を俺に渡すと


「流羽くん、そんな顔しないで?」


と、困ったように言った。


「そんな顔って…?」

「もっと、自分の幸せに自信持ちなよ」


思ってたこと、顔にまで出てたのか。

自信持ってもいいんだ。

俺、柚里のその言葉、信じるよ。