私の顔を上から覗きこむ、私の担任らしい坂田先生…

「…また貴方ですか…」

この人はどうも苦手…
馴れ馴れしいし、なによりもあの人に似てるわ…


「サボり魔だったんだ?」

私の隣に座ってくる坂田先生は私をみて意地悪そうにニヤッと笑ってみせた。


「人聞きの悪い事を言わないでください…私は空の研究をしてただけです…」


「へぇ…理科は熱心なんだな?…俺が来たからには英語も、熱心にしてもらうからな?」

だて眼鏡だと思われる眼鏡を光らせばははっ、と鼻で笑うあいつ。

「……ドS教師が…」


気に入らない。気に入らない。

なにもかもが。
馴れ馴れしくて、でも憎めない…

坂田先生が…―。