空を飛びたい。 そんな馬鹿馬鹿しい夢を 描いていた小さい頃。 まだ、幸せだったあの日々…なんにも気にせず笑ってられた…あの日々… 傷ついても、 独りは嫌で…怖くても…誰かに傍にいてほしかった…愛されていたかった、あの日々… 別に戻りたくなんかない。今は夢から目が覚めただけ。 私は綺麗な青空の下、いつものようにベンチに寝転がり空を見上げた…。 「…あれ?依李ちゃん?サボり?」