つんつん、と 肩に違和感を覚えた。 「ん‥誰?‥」 だるそうにゆっくり 身体を起こして 相手を見た。 それは淡い期待通りの ‥先生‥。 「こら、俺の授業に 寝るたぁいい度胸してんな?おい」 いつも通りの柔らかい笑顔に感情が溢れだして‥ 溢れだして‥ その感情は 大粒の涙となって 溢れていった