「え…?」


笑顔だった貴方の表情は一瞬曇った。

「あ…いや、さ…俺そんな顔してたか?」

苦笑いで私と目を合わせないで目を泳がせる貴方。
なにを隠してるの?


「してますよ…授業中、私を見る目も、どこか辛そうで苦しそうです。私の顔はそんなにひどいんですか?」


「…あ〜わりぃわりぃ!俺の彼女にそっくりでさ、ついついなにしてんのかなぁ、とか考えちまって」

そう言う貴方はまた切なそうなオレンジ色に染まった横顔を見せて…


そんな貴方を見ながら涙が溢れるのを止められない私がいて…