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というわけだ。
なぜ片想いかって?
……断ったから。
よく知りもしない相手と
付き合える程俺は軽い男じゃない。
"諦めないですから。待ってます"
と、安西は言ってたけど
もう無理だろう。
でも、昼飯に誘って来たり
飲みに誘われたり
安西はあれから俺に積極的に
絡んで来るようになり
そのひた向きさに惚れたのは事実だ。
長い睫毛に清潔感のある真っ直ぐな黒髪や
お姉系の服を来て、
気遣いがよく出来る安西は
俺のタイプだから。
でも今更"スキ"なんて
言えるはずがない。
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