と、浩之の首の上で何かがじゃらりと動いた。

ネックレス。
 
おばあちゃんの、形見の。
 
大好きだったおばあちゃん。

そのおばあちゃんに可愛がってもらった自分が、こんな所でくたばっていいのか?

そう思うと、
 
体中の変な緊張が一気に解けた。
 
驚いた。
 
ダメじゃないかもしれない。