「つかさぁ、なんでわざわざ俺と一緒に登校するわけ?」

「別にいいじゃん♪」

「ま、いっか。」

「でしょ?
さ、急げ~~★★」

「…騒がしいヤツ。」

学校まで毎日ダッシュした。毎日一緒に変わらない道を。

ガラッ!!


「おっはよぅ~♪」

「…はょ。」

純は私にしか笑顔で話さない。もともと無口だし。

……それが嬉しかったんだけど★

「おはょ~。
また一緒?仲いいね♪」

「そぅ?莉緒には近所の人がいないから分かんないだけじゃない?」

「そういうもんかぁ?」

「そだょ♪」


私だけにしか分からない幸せだった。