ひとみを閉じればあなたが

 まぶたの裏にいることで

 どれほど強く慣れたでしょう

 あなたにとって私も

 そうでありたい」


すこし 驚いたように 旬が顔を向ける。


ねぇ 人を好きになるってこんなことなんだね


いいたいけどいえなくて

胸がはちきれそうで

たまらない