一人 静かに 空と 部活動生がいる 空を眺める。

空は カシス色ではなく、

青とオレンジが混ざった

なんともいえない

色。

でも それは 不安の色ではなく


どこか懐かしくて

安心できる色だった。

その色は

まさに

私の心の色だった。


「帰ろう。」

小さな声でつぶやく。

みどりちゃんに手を振り


空と夕日に見守れる中

帰った。