は? という顔で 旬がこちらを見る。 「あははっ、やっぱりびっくりしたんだぁ~」 私は 立ち上がり ぴょんっと木の上に上り すわって カシス色の空を眺める。 「3人が来たとき どんなひとかなぁ~てすごく興味があって、 自己紹介してたとき この人はこんな人 この人はこんな人って 心の中で実況してたんだ。でね? 3人が私の跡つけてるの 分かってたんだよ」 私は 鋭いから そんなことぐらい分かる。