感想ノート
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ユウヤ1221 2009/01/21 21:33
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ユウヤさん
うーん。童話や民話を紐解き始めると、多分ものすごく長くなると思います。
なんたって、童話1つの考察で卒論になったという代物ですし。
まぁ、森や山には何故魔女や山姥がいたとなっているのかは、その昔不要になった年寄りを口減らしの為に森や山に捨てていたからですし、白雪姫がリンゴを食べて倒れるのは象徴としてのリンゴにアダムとイブが食べた知恵の実のイメージが付加されているためですし、いばら姫がつむで刺されて眠りにつくのは、未成熟であった姫が破瓜に耐えきれず、受け止め切れずに現実世界から逃避したト解釈されていたり、等々。
語ると長いです(笑)
それらが、生かされているかどうかは、正直わかりませんが、一応お話を創る者として意図しているトコロはあります。
ただそれは、気付いて頂けても、頂けなくてもいいのです。
試験問題ではないのですから、正解はありませんし。
思ったように受け取っていただいて大丈夫ですよ。
ワクワクしてお母さんにお話をねだっているユウヤさんになら、きっとラストを「正しく」理解して頂けると思います
今から楽しみです森ゆかり 2009/01/20 23:51
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こんにちは。
幼い頃に触れた童話(アンデルセンや、グリム)って、子供らしく表面的なお話しだけを見ていましたけど、心理学や民俗学とも関連しているのですね。
童話といっても、大人には大人の楽しみ方(見方)があることを教えてもらいました。
さて今日は、春待月(第5話)まで読ませて頂きました。
毎回、コウのお話が聞けるので、寝る前に布団の中でお母さんが読んでくれる物語のように、「今日のお話はなに、なに?」という気持ちが湧いてきました。
ゆかりさんはこの夜話で、心理学や民俗学と関連した何かを作品の裏に忍ばせることを意識されたのでしょうか?
また、来ます!ユウヤ1221 2009/01/20 20:32
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ユウヤさん
童話の世界は奥が深いですよ。
ナメると痛い目に遭います。なんて。
アンデルセンや、グリム。それから、民話や口承伝説などの童話を読み解いていくと、心理学的にも民俗学的にも色々と面白い事がありますよ。
何故、森に入るのか。
森に入ることは何を意味しているのか。
ならば、そこから出ることはどういった行動であると位置付けられるのか。
そんな事も出来るんです。童話って。
月は見ているだけの存在でもありませんしね。森ゆかり 2009/01/19 23:02
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こんにちは。
そうですね。エンの話は、中性の語りとは違うコウの視点ですものね。
コウの情も自然と話に加わるだろうから、聞いていてもそのほうが興味を持てました。
コウの過ごした時間の長さは良く描けていると思いました。バッチリです!
さて今日は、月見月(第4話)まで読ませて頂きました。
この物語を読むと、月を見る感覚というか、意識が変わる思いがしますね。
何ででしょう?
不思議なものです。
それから、第2章にあたる早苗月ぐらいから、子守唄のように語られる口調といいますか、そんな感じが妙に心地良く感じられてきました。
他の人の作品では見られない独特の文体ですよねー。
こういったやさしい文体もとても気に入りました。
まさに、童話であり、誰かのレビューにもあった“大人の童話”と呼ぶにふさわしい仕上がりになっていると実感しました。
童話のジャンルに読むに耐える作品があるとは思っていなかった私には、驚きと共に良い刺激になりました。
いやー、このジャンルも奥が深そうですね。
また来ます!ユウヤ1221 2009/01/19 21:05
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ユウヤさん
エンのお話ですね。
彼女は皎の視点からの話だとこうなりますが、視点が変わると全く違う人生を歩んだ人のように語られてしまうでしょうね。
この夜話に出てくるお話は、すべて皎の、もしくは皎の近くにいる人の視点からのお話になりますから、地上で空を見上げながら暮らす人々からの視点とは違う点がでると思います。
そして、もちろん彼の過ごした時間は長いです。
彼にはその長さの時間が必要でしたので。
そんな部分も含めて、きちんと描けていればよいのですけどね。
読んで下さってありがとうございます。森ゆかり 2009/01/18 23:50
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こんにちは。
前回の私の感想は、一読者の感想ですからあまり気にしないでください。
ケータイ小説がら、早い展開(今のままの描写)が好みの読者も多くいると思います。
雪待月(第3話)まで読ませて頂きました。
エンの話ですね。
第2話では、月の使いランに焦点を、3話で自身の過去エンに焦点を合わせていて、どのくらい前のお話なのか分かりませんが、時代を超えた過去の話を聞くことで、月の使いとして生きるコウの神秘性を上手く引立てていると感じました。
そして章の最後、遠雷で今後の展開を含ませるというか、予期させるあたりはウマイ!と思いました。
また、来ます!ユウヤ1221 2009/01/18 15:09
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ユウヤさん
もう第二話に!
ありがとうございます。
ランに共感しますか?
でしたら悪い女の人に騙されないようにしないと!(笑)
そしてご指摘いただいた場所ですが、確かに唐突ですね。
実際には嘘ではなかったとは言え、言わずに済まそうとしていたわけですから。
そうですね。
少し考えて推敲してみます。
自分では気付かない作品のあれこれを教えていただけるのに本当に感謝です。
そうですね。「わたし」がどんな女性かは全て想像におまかせするしかないのですが、多分人並みに。もしくは人並み以上に色々な事のあった人ではないかなぁと考えています。
それでないと最後にある決断をする。その決断が出来ないと思うのですよね。
それが何かは、お楽しみのナイショにしておきますけど(笑)森ゆかり 2009/01/15 23:03
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早苗月(第2話)まで読ませて頂きました。
『女が自分の歌声に満足するたびにみせる、笑顔が見たい』と思ったランの生き様には「男ってそう思うときがあるんだよねぇ」と思わず共感してしまいました。
惚れた女の笑顔のためなら、っていうやつですね。
惚れた女でも自分の命を差し出す勇気のない利己的な私は、ランの行動を知って、たとえ物語だとしても何か心清められる思いがしました。純愛ですね~え。
ひとつ気になったのは、主人公の女性がコウの嘘を一瞬で見破ったことでした。
この点についてはしっくりいきませんでした(個人的な心象なので、展開の良し悪しを指摘するとか、説明を求めるということではないのですが)。
長い付き合いがあるならその仕草からウソを見抜けるかもしれませんが、2回目の出会いでのことだったので、そう感じ取ったのかもしれません。
私はよく言われるのですが、「人を疑わないのは、のーのーと幸せに生きて苦労していないからだ」と。
1話からの主人公の印象って、人を疑うことを知らない女性(どこにもそんなことを書いてないので、勝手な想像ですが)に見ていたので、違和感を抱きました(読者によって主人公の印象が変わるのは普通のことですし、特に、ゆかりさんが気にすることではないと思います)。
ですから、逆に、自分の経験からこの女性の過去は、苦労して生きてきたのかなぁと想像が膨らみました。←勝手な想像です(笑!)
物語全体からすれば部分的なところしかみていないので、主人公の性格を私が把握できるわけもありませんし、この違和感を今後の展開で利用しようとしている作者の意図なのかもしれませんし、だから、本当にこのことをどうのこうのいうつもりはないんです。
単に私がそのように感じましたと言いたかっただけなんです。
季節特有の突風を感じるたびに、ランの話を思い出しそうです。
また、来ます!ユウヤ1221 2009/01/15 20:16
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ユウヤさん
ありがとうございます。
その表記は風待月の事ですね。
その月は女の子達のお話です。
一応、一話で完結している部分と、繋がっている部分があります。
そして恋はどちらにも描いているつもりなのですが。はてさて。上手く出来ているかはお確かめいただいて、厳しい指摘をお願いします。森ゆかり 2009/01/15 08:00
なるほど、なるほど。
童話や民話をひも解き始めると奥が深いですね。
ラストに何かあるのですね。ゆかりさんの想像と一致するかは不安が残りますが(笑!)、感じるままに感想を書いていきましょう。
最後に全体を通してゆかりさんとの対話が楽しみです。
さて今日は、時雨月(第6話)まで読ませて頂きました。
1話40ページ前後だと思うのですが、時雨月のお話は、特に内容が濃く登場人物のお話の展開や構成がとても良く、少し緊張しながらも「えっ、それからどうなるの? どうなるの?」と先を急がずにはいられないくらい胸を熱くしながら読んでしまいました。
大神様を前にしてリョウキの声だけをカリョウが耳にするとこなんかは、本当に自分がカリョウの気持ちでいましたから、その驚きやといえばカリョウそのものでしたよ。
また、その後にくる女性主人公がコウの物語を聞いて抱く気持ちも、主人公が思うコウの神様たちの思いも読者が手に取るように感じることができるので、二重に折りなった感情の波が自分の中で感じられ、それがまた心地よくて、物語を深く楽しめる要因になっていると思いました。
よく40ページほどでここまでのことを描けるものだと、ゆかりさんの作家として才に圧倒されました。
直美さんが絶賛する理由が少し理解できた気がしました。
いやー、良質のドラマを見ている心地でした。
ドラマと言っては、現代的な感じで夜話の品を下げてしまいそうですね。
神秘的なベールの中、圧倒的な迫力でせまり、心に直接訴えかけるような舞台演劇のようでしたと訂正いたします。
あしたも夜話が楽しみだ!(笑)