そうして産まれ直した貴方と。


「もういちど。
同じ時の流れの中で。」


すべらかな頬に唇を落としてわたしは言いました。


「貴方とわたしは。

恋の続きをするのね。」


わたしのその言葉に答えるように、苺色の小さな唇から声が上がります。


あまりにも可愛いその声に、わたしの顔にも笑みが浮かびました。


「貴方とは思えない程に、可愛いわよ?
……………あきら。」


皎。


白く交わると書いて、『あきら』と。


それがわたしがこの小さな命につけた名前でした。