その涙の跡に熱い口づけを落とし、ソウは少女の繊細な指に自分のそれを絡めた。


そうして、深く深く。





口づけを交わした。


それはふたりにとっては誓いの儀式に他ならなかった。


出逢ったばかりであるだとか。


住む世界の異なるふたりであるのだとか。


この先の未来の事であるとか。


そういったことの全て一切が、ふたりの脳裏からは消えてしまっていた。