静寂の中にひとり残されたわたしは、ただ静かに。


いつまでも。


いつまでも。


流れ続ける涙をそのままに。


優しく照らす銀色の月の光と、わたしを応援してくれるような星達の光に優しく包まれながら。


風の声が奏でる星祭りの詩の漂う夜の世界で。


「カラが最後に浮かべた表情には、お前と同じ創作者の瞳が輝いていた。
そこに、自ら輝く星の光をたくさん持ったままで、な。」


あの人の姿をそう伝えてくれた皎の言葉を、何度も何度も繰り返して噛み締めながら。


ずっと。


佇んでいたのでした。



     七夜月 了