2月14日
ホテルシトシン前
「だっははは・・・この世界のバレンタインを混乱に陥れる最高のショーが始まるぜぇ!!」
あのコテコテの海賊スタイル、オレのダチの弟の星杯の英霊、エドワード・ティーチだ。英霊には英霊で勝負がセオリーだろうけど、オレの英霊エンキドゥはあのバカの英霊ギルガメシュと一緒にどっか行きやがったし。だがオレらガーランドにゃあセオリーもセロリーもパセリーもねぇ。
あんのはマジの2文字と大グレン団の心意気だけだ。




「ん?お前は・・・兄弟の兄か。何しに来た?」
ハーネル?持場から離れやがって、アイツならやりかねんと思ってたがこんなに早いたぁな。
「決まってんだろ。お前のイカれた計画を止めに来たんだよ。」
「いくらあのギルガメシュに選ばれたってんなこたぁできねぇよ。なんたって海賊王に勝てる訳ネェンだからよ。」
ハーネルは鞘から贄刀紗那を抜放ち向上を上げる。
「できる訳ねぇだぁ?なめんなよ!オレを誰だと思ってやがる!やろうと思ったこたぁ死んでもやってのけるハーネル様だ。気合いで止めてやる!!!」
そう言うやハーネルはいきなりティーチに切りかかる!



マジかよ。ハーネルのヤツ英霊と互角に渡り合ってやがる。だが互角に渡り合ってたのも最初の3分だけだ。3分をすぎると徐々にハーネルは押されてく。その時だった。
「おぅ。頑張ってんじゃねぇか。」
見覚えのある顔した大男がハーネルの首をつかみ、ヒョイとほうり投げた。
「ヤロー何しやがる!!」
「ハーネル。お前とティーチの喧嘩、買わせてもらう。」
見覚えある顔の大男、それは近所のラーメン屋の親父だった。
「おぅ、最近色々と悪さしてる小僧てなぁオメェか。」
「アレキサンダーか。何しに来やがった。まさかこのエドワード・ティーチ様をぶっちめようって口か?」
「そのまさかだ。」
アレキサンダー?聞き覚えある名前だが。しかしあのオヤジ、大運動会じゃあ大活躍だったが大海賊の英霊じゃヤベーぞ!?