そうこうしてるうちに

店の外に

立っていた。

「ありがとうございましたっ…さよならっ!」

頭を下げた後

走っていく様子をただ見つめていた。

『礼儀…正し過ぎっしょ…』

つぶやく俺を

酒のにおいが邪魔した。