『俺って虫みてぇ。ハナに誘われてやんの』



真っ暗な部屋でマコトがつぶやいた。



『クス…ほんと』



『なんて花だよ?危険だな』



『…っん…あ…』




でもね――…


ハナはあなたがいないと


生きてけないんだよ――…



『…っぁ…っぁ…』



『俺のために咲いて』



『――…っマコ…』



『ハナ』



『――…ッッッ!!!!』




『アイシテル――…』




あたしも――…