『――やっ…』



(ドックン…)


反応するカラダ。

恥ずかしくなって、マコトを止めようとした。



『いーの?やめても』



(――…っ)



『じゃあもう二度としない』



『マ…コト…』



『どーする?』



『……イジワル』



『クスクス』



カシャン―…あたしたちの場所は、フェンスで。

いつだって空が見渡せて。


『マコト…』



大人になりきれていないあたしは、

早くマコトのものになりたかったのに。



『あ。バイト行かないと』


『ふぇ…?』



『やーらし。なに考えてんの』



『なんにもっ…』



どうして――…?