『ふふっ。誰かのために綺麗になるって幸せでしょう?』
『あ、ハイ…』
『男だって同じよ。誰かのためになにかをするの』
『……ハイ』
『幸せなのよ?』
(マコト先輩も―…?)
『あらあらっ。泣かない泣かない』
『――…っずいまぜっ…』
あたし先輩のキモチなんて
これっぽっちも分かってないよ
あたしを綺麗にしようって
傍にいてくれたのに―…
『教えてあげるわ、あのね―…』
『あ…あたし…』
『大丈夫よ。ハイ完成』
仕上がったメイクは
この間よりもずっと大人っぽかった。
『ありがとう…』
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…