『なーにやってんのっ?』



真上から聞こえた、あの声。



『マ、マコト…』



『なにやってんの?楽しそうじゃん』



二階の窓からひょっこり顔を出す。



『な、なんでも…』



『あっれ?お前らハナと仲イイんだ?』



『まあ…ね』



『へぇ?よっ…と』



トン、と窓から降りるとあたしたちを見た。



『後輩可愛がるお前らも見てみたいね』



一気に赤くなって下を向く女の子たち。

泥だらけのあたしを見て、


『っぷ…』



笑ったマコト先輩。



『ひどっ…』



『いやいや。ワイルドだなー』



『なによっ…』