『……おはよう、吉沢』
『あ…おはよ…う』
『なんか雰囲気…変わった?』
『そう、かな…』
『うん。変わったよ』
(これはぜんぶ、マコト先輩のおかげなんだ…)
『吉沢、あのさ。放課後あいてる?』
『え…?』
『よかったら一緒に勉強しない?テストも近いし』
『あ…』
(でも放課後は、先輩のところに行かなくちゃ…)
『もち行くよね~吉沢さんっ』
遠巻きのクラスメイトが、あたしたちを冷やかす。
『あ、うん…』
『よかった。じゃあまた後で』
(どうしよう…あたしのバカ…)
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…