シチの一声に、なに?



「……あーあ。シチの魔法のせいでやる気無くなっちゃったわ」

「俺も」




ままままままままま魔法!!??


「あ

なんか慣れた」



さすがにこんなファンタスティックな環境にいるんだから、ちょっとのことでは動じな


「ええええええエエエえええ!!!!!?」



すぐさまシチの隣に行くと、シチは両手で両耳を塞いだ。



「ねえ君花めっちゃ目ぇキラキラしてんねんけど
ウザイねんけど」



なんと言われようが構いません。



「こーんなファンタスティックな世界で魔法って絶対リアルだもん!!
本当だし!!
今私かかったし!!」




テンションの上がる私の隣でシチは顔をしかめて「面倒」とため息のように声を漏らしていた。