「そんなに笑ったらヤるわよ」

「や、ヤる!?」



ヤるって何をっ!?そう聞こうとしたけどやめた。

ヤられるから。



「いらない!!とりあえず退いてよシエナ」


ぐっと胸を押してみたけれどあんまり意味はないようで、シエナは私の髪の毛にチュッとキスをした。




「シエナって

お姉ちゃんみたいだ。なんか」



だってこうしててもあんまり国王の時みたいに嫌じゃないし



もしかしたら私の中でシエナはもう女の子なのかもしれない



それを告げようとシエナを見るとシエナはピシッと固まっていた。



私なんか変なこと言っただろうか?



「あんたのお姉ちゃんになんかなりたくないわよ」

「えーひどい!!」



それ?それで固まったの!?
失礼しちゃうわね!!