「……やだ、エッチ」

「はっ!?違う!!」


こーこーろーおおお!!!
覗けたらいいのにって心だから!!

何勘違いしてるの!?的な必死をシエナにぶつけるとシエナは鼻で笑った。



「やめてよね、君花ってあたしのこと、そーゆー目で見てたんだ。やらしいー」
「どっちが!!」



さっきとは違う意味で、本当の意味で噴火してしまいそうな怒りという感情のメーターがぐんぐん私の中であがっていく。



「シエナの考えててることがわからないから!!」



バッと口を隠す。多大なる墓穴を掘ったらしい。私はどうやら。



「あたしの考えてること?」


もうほぼ開き直った形で泣きながら頷いた。



なるようになれケセラセラとは母の口癖だ。

さぁ、なるようになれケセラセラ!!