「結界で隠してたんや」



シチの言葉に夜陰はその通りと頷く。



「んじゃ早速入ろう!!」



その素敵な雰囲気を早く味わいたくなって、夜陰をすり抜けて入ろうとした。


「ダメっ!!」

「え?」



バチッ



「いたっ」



一瞬の出来事だった。入ろうとして夜陰に止められて
止められても、車は急に止まれませんのノリで入っちゃったら

バチッて電気みたいな見えない何かに弾き飛ばされたのだ。



なんとか夜陰に支えてもらって転けることはなかったみたいだけど



「大丈夫か!?なんなんだよ今の」

「ちょっと、夜陰、聞いてるの!?」


シンとシエナの声も聞こえず、夜陰の言葉に私は目を見開いた。




「キミっテ貧乳?」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・…………。



「あああああああ!!」