メ「恋の兄貴の愛です。よろしく。」


ユ「井上…井上雄飛です。」


ユ「そう…恋と…仲良くしてやって。」


そう困ったような
泣きそうな顔で笑った。


ユ「俺が良くしてもらってるんで。俺もそうするつもりです。」


メ「そうか…よろしく。」

今度は安心したように笑った。
愛ちゃんおかしい。


『愛ちゃんどうしたの?』

メ「え?あっ、俺バイトだった!遅れる!」


『ちょっと、早く行きなよ!順子さんに怒られちゃうよ?』


メ「やばい!」


とか言いながらも
鞄をガサガサ漁ってる。
忘れ物?


メ「これ、俺の仕事場。今度ひまあったらおいで。」


雄飛にバイト先の名刺を渡して
愛ちゃんは走っていった。