「恋…?」 あ… 『愛ちゃん!』 私が呼ぶと愛ちゃんは 軽く手を振った。 クシャッて顔で。だけど 私の隣を見て表情が変わった。 混乱してるような 戸惑っているような、そんな顔。 『愛ちゃん…?』 メ「─ああっ、悪い。知り合いに似ててさ、ちょっとびっくりしたよ。友達?」 『うん、クラスメイトなの。傘無いから送ってくれたの。』 メ「そか、ありがとう。恋が世話になってます。」 ─はじめまして。