『や!何でもない!』

気のせいだったのかな?
なんか普通だし。
…でも雰囲気が優しく感じる。

ユ「もうすぐ暗くなるぞ。俺はあとちょっと投げてくけど、恋帰らなくていいのか?」


さっきの気のせいじゃなかったんだ。
普通に恋と呼ばれて
心がほんわか暖かくなった。
こんなに仲良くなれたなんて。
すごい嬉しい。
もっと知りたい。


『雄飛君投げてくなら、見ててもいい?』

びっくりしてる。
やっぱいきなり迷惑だったかな…?


ユ「…別に迷惑じゃない。好きにしろよ。」


『なんで!?』

なんでわかったの?


ユ「なんとなく。顔がそんなんだった。いくぞ。」


グラウンドに向かって行った。
私も後をついていく。