階段を駆け上がる。 私の教室、2-5は3階。 足がもつれそう…。 キーンコーンカーンコーン─… やばいチャイム! 教室のドアを思い切り開ける。 『セーフ!?セーフ!?』 「アウトだ。もう少し静かに遅刻しろ~、席着け。」 担任の前ヤンにあしらわれて クラスメイトに笑われる。 私惨めだ~。 ホームルームが終わって 人影が近付く。