「確か、姫様のパンツを無理やり脱がした不届き者」


犯罪者じゃないですか僕。


ていうかそんな奴が学校にいてたまるか。


「違うよ葡萄園~」


ケラケラと笑いながら桃東先輩が否定する。


そうだよ。そんなド変態じゃないって事を説明してよ。


「無理やり犯さ」


「勘弁してっ!?」


そいつはシャレにならないよ!?


「冗談に決まってるじゃない。冗談がわかんない男はモテないよ?」


僕は冗談で性犯罪者になりかけたんだぞ?


くそ。なんだこの示談に持ち込みました感は。


「彼は、一週間前に姫様が興味を持ったと仰っていた方ですよね」


話の流れをぶったぎってフランシアが呟いた。