興奮してる。


てか発情か、あれ?


けどハレルヤ先輩は爽やかに笑いながら「柿宮君。落ち着いて」と貼り付く柿宮を降ろす。


「君たち二人は彼について知らないだろう。教えておこうと思ってね」


…あぁ。ハレルヤ先輩。


あなたは本当にいつもイラっとするけど。


本当にこの同好会の唯一の常識人ですね。


僕さえ、彼に惚れてしまいそうだ。


「どうしたんだ夏樹君?具合でも悪いのか?」


ハレルヤ先輩が僕に近付き僕の額に手を当てる。


あぁ。なんて暖かい、手ギャアアアア!?


止めろ噛みつくな柿宮!?


ちょ、しかもお前どこに噛みついてんだ!?


いや、まじそこはっ!?


「柿宮君は誰にでもじゃれつくなぁ」


これがじゃれているように見えますか?