家に帰っててしばらくすると

よしきからメールが入った。


『今日はごめん…

大事にするって言ったのに…』



『大事にするって、そういうことかな…』

かほは疑問を投げ掛けた。


『かほの気持ちを無視して先走りました』

メールを読み終えると

ふと淋しさを覚えた。


『そんなことないよ!
ガードル履いてたし、車の中では嫌だったから…』



『かほが止めてくれなかったら僕・・・

とんでもないことしたかもしれない…』



《とんでもないこと?》

とかほは思った。

そして


『大人の恋愛にプラトニックは有り得ない』


キッパリとしたメールの内容に

よしきは衝撃を受けた。


『でも、かほは人の奥さんだし

そんなことしたら、ご主人に申し訳ない…』


《今更なにをいうか…》


『そんなの関係ないよ!

心の準備はできてるから…

今度二人きりになれる所に連れてってね♪』



なんと大胆な・・・・・

メールだからこそ言える言葉だった。