2人に変わって
動いたのはももだった。


「はいは~い!」

さっきまでも
不満そうな声ではなく、
明るい声でももが返した。

「こっち来るかな?」
「え?ないでしょ」

そう言いながらも、
今は女装の欠片も
無いきょうとうりは布団に潜り込んだ。