あと半分!
そう思ってスピードアップ。
乾拭きでよかった。
水拭きだったら確実にこけてるしね!
そう思ったとき、
「・・・い゛!!」
こけた。
それは見事なまでに、華麗にこけた。
その後、
「ぶはっ!」
と笑う声が聞こえた。
神崎涼ともう1人の男だと思われる。
ていうか絶対そうだ。
本当に恥ずかしい。
あたし絶対顔赤いし・・・。
普通雑巾がけなんかでこけないもんね・・・。
その後は恥なんか捨てて、とにかく雑巾がけを終わらせたい一心で走った。
笑いたきゃ笑え!!
もう完全に開き直り。
2度目、2人の前を通る時にひそかに足元を睨んでやった。
あんた達、いつか呪ってやるー!!