席に座ろうとしたら、
「のこのこと遅刻して来て、何普通に座ろうとしてんだよ?」
弱メンに呼び止められた。
神崎涼達もポカン、とした表情で弱メンの方を見ていた。
・・・どういうことですか?
「ペナルティだよ。雑巾がけ、廊下を端から端まで1往復!」
・・・雑巾がけ?
「またああぁあぁ!?」
あたしは眉間に皺を寄せて弱メンを見た。
弱メンは気付いてない・・・フリ?
昨日もしたばっかりだよ!?
佳耶や、流菜ちゃんは・・・・・・
遅刻してなかった。
「先生ー、俺らも?」
神崎涼が不機嫌そうに言う。
当たり前だよ!!
ていうかあたしはあんたらのせいで遅れたのに!!
「当たり前だろ」
弱メン、一刀両断。
ざまあみろ、神崎涼。
心の中で舌を出した。