そんなことされたら、もう・・・・・・
「あ、多分いいと思うよ」
・・・って言うしかないでしょ。
それに人数多い方が楽しいだろうし。
流菜ちゃんだけはずして、あたし達2人で勉強してるのもアレだし・・・。
アレっていうのは・・・・・・まあアレだよ、アレ。
でも流菜ちゃんって頭悪いの?
ひとまずあたしよりいいと思うんだけど・・・。
「でも流菜ちゃんってそんなに頭悪くないんじゃない?あたしなんて本当にヤバイから!」
「えー流菜もヤバイよ!だって1年の学年末なんて200位以下だったもん。最高でも150位くらいかなぁ・・・?」
流菜ちゃんは笑顔を崩さずにそう言った。
それって笑顔で言っていいことなの・・・?
意外にも、流菜ちゃんはあたしと同じあたりを彷徨っていた。
「あたしもそのくらいだよ!・・・ていうかこの学年、生徒何人いるんだろうね?」
そう。
極端な話、1000人中200位なのと300人中200位なのではわけが違う。
200位って言っても、この学校では真ん中あたりなのかもしれない・・・。
そんな淡い期待を胸に流菜ちゃんに質問を投げかけた。
「この学年の人数は200後半だよ」
でも返ってきたのは期待を裏切るような答え。
そして声は流菜ちゃんからではなく、その隣から飛んできた。