俺は自分の机を蹴り倒して片山を挑発した。

当然、片山は、松永美央のことは無かったかのように俺に怒鳴りかかる。





横目でチラッと……チラッとだぞ?
松永美央を見ると一瞬安心したような顔をして、直ぐに心配そうな顔をこっちへ向けた。

普通、マンガに出てくるような王子様男子ならニコッってするとこだが、
俺は背中をむけた。




しかし、余りにも視線がささるから後ろに組んだ手に一瞬ピースサインを作った。







かばったり、したわけじゃねぇよ?
女子に媚売ってどーする?
ただ、ほっとけねぇ……じゃなく、










 片山にムカついただけ



   だからな、、、