しばしの沈黙。






「フッ」



判ってんだよ……
俺が違う女と抱き合ってんのみて泣いたんだろ?
そーゆーの嫉妬っつーんだよ。

誰にでもするのかって
不安になってたんだろ?




「俺のこと………好き?」









天使のような姫は
涙目で真っ赤な顔を
コクンと
縦に振った。



恋してます。じゃぁ、判んねぇんだよ



好きって言われなきゃダメなんだよ。





俺、わがままだから…