*美央*


陽介。
噛み噛みだった。

それでも
陽介は満足したように笑うとキスをしてきた

生まれて初めて男の子とキスをした。

初めてだからわからないけど息苦しいのに体の奥がゾクッて疼くそんな感じがした。


陽介のキスはイヤじゃなかった。
いつの間にか受け入れてる

何でかは、分かるけど

まだ、知らなくていい



「…ん!?」

ヌルっと暖かいものが入ってきた。


し、舌!? 


「ふっぁ……っ」



私の舌を絡めとって、深くなっていくキス

ふと、陽介の手を服の中に感じる。


ねぇ?

陽……本城君は

どういうつもりでやってるの?


女の子なら誰でもいいの?

キスがしたいだけ?


Hしたいだけ?


私、遊ばれちゃうの?


このままヤッてポイって


やだよ。


眺めてるだけのがよかった。


知らない方がよかった。