朝、美里を迎えに行った。その、まだ薄暗くも何かが始まるような新しい空気。

今日も、1日が始まる。


昼休み、学食で私は美里と友達の莉子と列に並んでいた。

沙羅「おばちゃーん!!味噌ラーメン一つ!!」
??「あっ!!俺もそれ一つ!!」
沙羅「へっ??」
莉子「我っちゃん(我原)!!横入り、無し!!!」
我原「わりいわりい!!乾!!乾って味噌ラーメンすきなん??」
沙羅「ん?!まぁ…うん。好き。」
我原「えっ?!乾俺の事、すきなん??」
乾「えぇっっっ??!まぁ嫌いじゃないけど……」
結芽「ちょっと!!我っちゃん!!!どさくさに紛れて何いってんの??沙羅が困ってるやん!!」
我原「わりいわりい!!」
おばちゃん「はい!!おまちどおさま。味噌ラーメン2つ。面倒だからいっぺんに払ってな!!」
我原「ゴメン乾!!今小さいの無いから、払うから、その450円俺にちょうだい。」沙羅「分かった。はい。」
我原「OK!!そんじゃ!!」


私はどうしても、歩いてゆく我原の背中から、目で追わずにはいれなかった。