「おー、噂通りのオーバーリアクションだねっ」


山口さんに、なぜか感動された。


「あの!!俺、大村爽って言います!!」


無意味なぐらいデカイ声で叫んだ。


「うん?そうだよね、よろしく」


それがどうかした?とでも言いた気な顔で見られる。

それでも怯むことなく叫ぶ。




「一輝と間違えてるんじゃないですか!?」


後から人違いでした…じゃ、俺のテンションまじ下がりだから。


「ははは!!君、サードで四番の大村爽くんだよね?」


「はい…?」


「だったら間違いないはずなんだけど」


そうハッキリ言われても……


「う、嘘だー!!」


俺の反応は変わらない。