「猛、好きな子いるだろ?」


「えぇっ!?」


ほら、ビンゴじゃん♪


「まじ!?誰!!」


すかさず問い詰める誠二郎。

誰でもいいってわけじゃなくて、彼女にしたい子がいるんだな?




「……生徒会副会長の…入野さん」


顔を赤くしながら自白した猛に、食いつく俺。


「ノンノ!?俺、生徒会一緒だったぞ!?」


もう引き継ぎが終わってるけど、俺が会長だったときの書記。

入野紀子、いりののりこ…通称ノンノ!!


「知ってますよ。超うらやましかった」


「何だよー!!告れよっ」


彼女にしたいなら、そうしないと100%無理だぞ?

今すぐにでも!!


「む、無理っすよ!!」