「誠は手早そうだもんなー」


俺はしみじみ思った。


「いや、爽さんの方が早そうっすよ?思ったままに野生化しそう」


確かに、本能のままに生きてはいるけど。


「でも俺、アイボンとはまだだぞ?付き合うようになったのも最近だし、アイボンがいいって言うまで待つ気」


誠二郎に続いてぶっちゃけると、顔を赤くする猛。


「ふ、二人共グラウンドで何て話を…!!」


お前が発端だろーが。




「そういえば一輝たちは、学校でしたんでしょ?」


「まじで!?」


「さっすが一輝さん!!」


励ちゃんが言ったことに、俺も誠二郎も驚きを隠せない。


「……やっぱバレてたか」


少し考えた末に観念した一輝。

うっそ、まじなんだ!?