私はゆっくり呼吸をただし

明を見上げ



「はい。」



笑顔で明に答える

私の返事を聞いて笑顔になった明は、私を力強く抱き締め耳元でそっと囁く



「大好きだよ。」



私も…



「私も大好き!」



私も明をぎゅぅ~っと抱き締め返す



「ふふっ♪婚約成立ねっ!
2人ともおめでとう!」



日和さんが私達を微笑ましそうに見て祝福の拍手を送ってくれ、その後ろから"A"と"D"そしてアンナも拍手を送ってくれている。


私と目があったアンナが私に駆寄り抱き付く



「雫ぅ~おめでとう!
良かったよぉ…もぅ!
ずっと隠し事しててゴメンね。」


「お前がせっかく自分と向き合ったと思った矢先に消えた時は焦ったよ。
おめでとう。
エージェントとしても立派だった…まぁちょっと危なっかしかったけどな?」



先生は最後ニカッと笑い私の頭をポンとひと撫ぜ



「危なっかしかったって、酷いです…。」



私がいじけた様に言うとみんなが吹き出す様に笑う


…ひどっ!


みんなホントは私を頼りないって思ってたのね