え~…
この3ショットはないよぅ
って言うかイヤだよぅ
いくらなんでも気まずいじゃん
まだ一口しか魅惑のジュース飲んでないのにさ
間を持て余しカクテルを一気に飲み干した
おぉ~キクねぇ…
でもコレなんか濃くない?
って私、酔っ払ってる場合じゃないんだけど
酔ってないけどね!
「雫!そんなに一気に…
ムリすんなよ?」
心配そうな顔した明が私を覗き込んでる。
「ふふふーだぁいじぉうぶ!」
私は笑顔で答える。
なんかなんだかフワフワするよ?
楽しくなってきた!
「美香しぇんぱい!」
「な…によ?」
「あんた人前で明にベッタリししゅぎー!」
「はぁ?別に関係ないでしょ?」
「あるっつぅのぉっ!」
「なんでよ?
ってゆうか、たった1杯で酔っ払ってるのこの子?」
「よぉっぱらってないですぅってぱぁ~…。
ねぇあきらぁ~。」
明は私に笑顔を向けると、不機嫌そうな美香先輩に何か告げて
「雫ちょっと行こうか。」
美香先輩を残して、私の手を引きその場を離れた。